1分で読める 西野亮廣エンタメ研究所(2020年9月11日投稿記事)

西野亮廣エンタメ研究所

記事の要約

  • 「クラウドファンディングのリターンでオリジナルTシャツを出す」というのは、「お金の使い方の下手さを露呈する」ということ
  • 「託してもらったお金を上手に使える姿」をアピールするために、支援金の流れを可能な限り透明にする必要がある
  •  完全支援型サブスクリプション「えんとつ町のプぺル『こどもギフト』」が始まった

記事全文

おはようございます。

僕はトイレットペーパーを作っているし、ついに昨日はインターン生の「べえ君」が、「西野さん!水を作りたいです!」と言い出してしまったので、今日から伊藤忠商事になろうと思っているキングコング西野です。

#どこがエンタメの会社やねん

さて。

今日は「コストカット」についてのお話をしたいと思います。

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▼ クラウドファンディングのリターンでオリジナルTシャツを作るな

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実は僕、クラウドファンディングに関しては国内でブッちぎりの実績をあげていて、よくクラウドファンディングに関するご相談を受けます。

#ニシノコンサルで観られた方もいらっしゃるかも

そこで、毎回、言っているのは、「クラウドファンディングのリターンで、オリジナルTシャツを作るな」です。

「オリジナルTシャツを作るな」ではなくて(そんなのは好きにやればいい)、くれぐれも、「クラウドファンディングのリターンで、オリジナルTシャツを作るな」です。

#プロジェクトオーナーおよびスタッフがアパレルブランドや認知を獲得しているデザイナーさんなら話は別だよ

クラウドファンディングのリターンでオリジナルTシャツを作ってはいけない一番の理由は「お前がデザインしたTシャツなんて、絶対に要らないから」です。

ここで、「貴方がいらないなら、貴方が買わなかったらいいだけじゃん。たとえ注文が一件でも、受注生産なのでリスクはないじゃん」という反論があると思うのですが、見なきゃいけないポイントはそこじゃなくて、『支援金の使い方』です。

当然、大量発注した方がTシャツ一枚あたりの単価は安くなり、その分、支援に回せます。

ところが「多くの人が要らないTシャツ」は、大量に注文が入ることはありません。

しかし、クラウドファンディングのリターンで一度でも出してしまうと、たとえ注文が一件でも、そのTシャツを作らなきゃいけない。

プリント代だけでなく、たった一枚の為だけにデザイン費(デザインする方の時間)も食われてしまいます。

あと、クラウドファンディングの手数料も。

こうなってくると、支援金のほとんどが「Tシャツの制作費」にまわされます。

「クラウドファンディングのリターンでオリジナルTシャツを出す」というのは、「お金の使い方の下手さを露呈する」ということになります。

お金を捨ててしまう人に、お金(想い)は託せないじゃないですか?

「支援を集める」という行為と、「リターンでオリジナルTシャツを作る」という行為は、矛盾関係にあるんです。

#ここテストに出ます

#そういえばテストに出るところを教えてくれるのって何なの

#いい人なの?

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▼ 支援を預かる人間の使命

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預かったお金は捨てちゃダメなんです。

問題は、お金を捨てている人に「お金を捨てている自覚が無い」ということ。

お金の使い方(生かし方・活かし方)は、日頃から意識的にお金を使わないと上手くならないので、皆から代表して支援を募る立場にあるクラウドファンディングのプロジェクトオーナーは、日頃から意識的にお金を使っておく必要があります。

これは、支援を預かる人間の使命です。

そして、もう一つ。

支援金の流れを、可能な限り透明にする必要があります

もちろん、「表に出せない部分」はあります。

たとえば、友達価格で仕事を受けてくれたスタッフに支払っている金額は表には出せません。

スタッフにレギュラー価格で仕事を発注している人(そのスタッフのお客さん)からの不満が発生してしまうので。

そういった部分は包まないといけませんが、出せる部分は出していった方がいい。

もっと言うと、「託してもらったお金を上手に使える姿」をアピールする必要があります。

そんなこんなで、ここからが本題です。

#前置きが長いな

#安心して

#本題が短いから

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完全支援型サブスクリプション「えんとつ町のプぺル『こどもギフト』」始まる

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思い立ったが吉日。

毎月、一冊の絵本(えんとつ町のプぺル)を国内外の子供達に贈る「支援のサブスク」、『こどもギフト』が、さっきスタートしました。

【えんとつ町のプぺル『こどもギフト』】

Salon.jp | えんとつ町のプペル『こどもギフト』
「えんとつ町のプペル『こどもギフト』」は、国内外の子どもたちに毎月絵本を寄付できるサブスクリプション(月額課金)サービスです。「私も子供達に絵本をプレゼントしたいけど、配りに行く時間がない」というみなさんに、「絵本を代わりに配ってきます」。

皆様からお預かりした支援(毎月2000円)で絵本を購入し、スタッフが現地の子供達に届けにいくサービス&慈善事業です。

今朝のVoicyでもお話ししましたが、「毎月、絵本一冊ぐらいなら贈るよ」という奇妙な方がどれだけいらっしゃるのかは皆目検討がつきませんが、一人もいなかったとしても、僕は自腹で続けます。

(※『絵本配り』は、もともと株式会社NISHINOでやっている活動なので)

このプロジェクトで厳しく見なきゃいけないのは、『預かった支援の使い方』です。

「絵本を配りに行くからー!」といってスタッフの交通費に支援金(のほとんど)が回されてしまうと意味がありませんし、かといって、絵本を段ボールに入れて施設に送るのも味気ない。

手間がかかろうが「手渡し」の価値は確実にあると思っています。

子供達の思い出にもなるし、スタッフのモチベーションにも繋がる。

「どうすれば絵本の配送コストを下げつつ、絵本を手渡しするか? しかも夢がある形で!」というのが今回の課題です。

そこで西野は…

今、全国各地を走り回っている『プぺルバス(走る絵本展)』に絵本を積んで、プペルバスに来てくれたチビッ子達に絵本をプレゼントしてみては?

と考えました。

「絵本のバスが僕らの町にやってきて、絵本をプレゼントしてくれる」なんて、デタラメで最高じゃないですか?

そもそも「プペルバスを観に行こう」としてくれている子供達なので「こんな絵本要らねえよ」というミスマッチも少ない。

プペルバスの運営会社(※サロンメンバーさんの会社です)は、個展会場での絵本の売り上げ(販売手数料)が、運営費の足しになっていたと思うのですが、今回、その分はゼロになります。

その代わり、株式会社NISHINOが「絵本配達代行代」としてお支払いする。

そうすれば、プペルバスの運営も安定します。

イレギュラーで別の地域にお届けすることはあっても(※その時は弊社スタッフが届けます)、基本的にはプペルバスが行く地域の子供達に絵本をプレゼント。

プペルバスの行き先は『県人会』で共有するといいと思います。

#県人会の万能感よ

交通費(配送費)を極限までカットしつつ、皆が幸せになる答えは、たぶんコレだと思います。

ちなみに、まだ、プペルバスの運営チームにはことことは話していないので、この記事を業務連絡とさせてください。

#スタッフの皆様あとはヨロシクです

託された支援金を上手に使う。

コストカットはするが、決して楽しさはカットせず、増し増し。

支援のサブスク「えんとつ町のプぺル『こどもギフト』」、おもくそ頑張ります。

「夢を届ける」という臭い台詞を大真面目に言ったります。

応援宜しくお願い致します。

現場からは以上でーす。

【えんとつ町のプぺル『こどもギフト』】はコチラから

Salon.jp | えんとつ町のプペル『こどもギフト』
「えんとつ町のプペル『こどもギフト』」は、国内外の子どもたちに毎月絵本を寄付できるサブスクリプション(月額課金)サービスです。「私も子供達に絵本をプレゼントしたいけど、配りに行く時間がない」というみなさんに、「絵本を代わりに配ってきます」。

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