毎年大変な確定申告。やっと終わったと一息ついていたら、公的給付支給等口座登録エラー通知を受信して慌てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かくいう筆者もその一人です。
実はこのエラー通知、確定申告自体には全く影響がありません。マイナポータルで公金受取口座の登録ができている場合は何もしなくてOKです。
この記事では、公的給付支給等口座登録エラー通知に対処する方法や確定申告への影響を詳しく解説し、みなさんが安心して確定申告を完了させられるようサポートします。
公的給付支給等口座(公金受取口座)って何?
そもそも公的給付支給等口座(公金受取口座)とはなんなのでしょうか。
公的給付支給等口座とは、政府や地方自治体が、国民に対してさまざまな給付や支給を行う際に使われる銀行口座のことです。
一人一口座、給付金等の受取のための口座として、国(デジタル庁)に任意で登録することができます。
デジタル庁のサイトでは下記のように説明がされています。
緊急時の給付金のほか、年金、児童手当、所得税の還付金等、幅広い給付金等の支給事務に利用することができます。
この登録される口座を、公的給付支給等口座(以下、「公金受取口座」)と言います。
公金受取口座登録制度
この記事をご覧の皆様は、このうちの「所得税の還付金等」の目的で公的給付支給等口座を登録しようとしているというわけです。
それの登録エラー通知なので、公的給付支給等口座を登録しようとしたけれど、なんらかの理由で登録ができなかったということになります。
なぜ公的給付支給等口座を登録できなかったのか?
ではなぜ公的給付支給等口座の登録がうまくいかなかったのでしょうか?
筆者の場合は、事前にマイナポータル上で公金受取口座を登録していたにも関わらず、それを忘れ(というか同じものだと認識しておらず)、確定申告時に「公金受取口座として登録します」にチェックを入れていたからです。
しかもマイナポータル上の口座とは違う口座を記入してしまったので、エラーになって当然でした。
念の為税務署にも電話をして確認しましたが、すでに登録がされていたために新たに公金受取口座の登録ができなかっただけなので、再度の確定申告はおろか何もしなくてOKという回答をもらうことができました。
後日、マイナポータル上の登録口座ではなく、確定申告時に記入した方の口座に無事還付金が振り込まれていました。
まとめ:公的給付支給等口座登録エラー通知が来ても確定申告はし直さなくてOK
エラー通知が来るととても焦ってしまいますが、公的給付支給等口座登録エラー通知については再度の確定申告が不要なことをご説明してきました。
ただしもしマイナポータル上で公金受取口座の登録ができていない場合は、その対応を行う必要があります。
国税庁のサイトにその旨説明がありますので、該当する方はチェックしてみてください。
エラー通知が届くと焦りや不安を感じることがありますが、エラー通知が来たからといって必ずしも問題があるわけではありません。原因を特定し、適切な対応を行うことで、エラー通知に振り回されないようにしましょう(自戒の意味も込めて)。
もし本記事を読んでもやはり不安だという方や、自分には当てはまらなかったという方がいれば、筆者のように自分が対象の税務署に電話をするか、直接税務署の窓口に行って相談をしてみてください。
冷静に行動すれば道は開ける。難しい手続きを乗り越えて確定申告をマスターしましょう!
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