『ボヘミアン・ラプソディ』が地上波で放送されましたね。私は映画館で一度観たのですが、テレビでも終盤部分だけ観ました。その時に流れた『We Are The Champions』がまさに私の葛藤に答えを出してくれたので、その感動を綴ろうと思います。
好きなものを否定される悲しみ
私は自分が好きなもの・人・ことがよく否定されます。もともと全員がいいと言っているものを好きになってもつまらないというひねくれた考えをしているからかもしれませんが、私が好きになるものは、少なくとも万人ウケはしないようです。
そんな中でちょうどこの日も、SNSで自分が好きな作品の悪口を言われていました。こういう投稿を見てしまったときというのは、いつも怒りと悲しみで頭がいっぱいになり、しばらくなにも手につかない状態に陥ります。この時もぐちゃぐちゃの感情を抱えたまま、たまたまつけたチャンネルで『ボヘミアン・ラプソディ』をやっていたので、なんとなくそのまま観ることにしました。いい作品だったなーというぼんやりした感想を映画公開当時は思っていましたが、この時は違いました。明確に伝わってくるメッセージがあったのです。
「僕らはチャンピオン 諦めた奴らに構う暇はない」
この時の私に最も響いた歌詞、それが “We are the champions No time for losers” の箇所です。
(※まーしゃるさんの歌詞和訳を参考に、自分なりの解釈も加えさせていただきました。)
自分の信念を貫こうとすると、周りからひどい攻撃を受ける。時には犯罪を犯していないのに罰を受けることもある。だけど僕らは戦士だ、友よ。最後まで戦い続ける。僕らはチャンピオン、チャンピオンだ。諦めて社会に迎合した奴らに構っている暇はない。
…こんな感じの歌詞です(誤訳があったらすみません)。そうなんです、私たちは信念を貫き続けるチャンピオンなんです。自分の信念を諦めて他者の足を引っ張るだけの人たちを相手にしている時間はありません。
私が好きな作品もそれを作った人も、自分の信念や夢のために動き続ける人です。それを批判したり揶揄している人たちは、遥か昔に自らの夢や希望を捨ててしまったのでしょう。けれどそんな人たちにけなされたり攻撃される筋合いはありません。なぜなら人々に希望を与えるのは、常に批判する側ではなくされる側だからです。私もloserに構うことなく、自分自身の信念を貫き、自分が好きなものたち・人たちを応援していこうと思います。
『We Are The Champions』は挑戦するすべての人への応援歌
今回は自分の好きなものが否定された時に聞くべき曲として変則的にご紹介させていただきましたが、基本的にはこの曲はなにかしらの分野で挑戦を続ける人たちへの応援歌になっていると思います。挑戦につきものの世間からの風当たり、それの痛みと苦しみ、それでも信念を貫き続ける尊さと偉大さ。同じ時代を生きていない私にもQueenの歌詞は深く刺さりましたし、現代でも多くの人に響く曲となっているのではないでしょうか。改めて『ボヘミアン・ラプソディ』いい映画でした。
【追伸】
YouTubeでQueenのミックスリストを聴きながらブログを書いていたら、ついつい動画を真剣に観てしまって余分に時間がかかりました…。
コメント