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「頑張ってね」に代わる言葉を考えてみた

今回は私が常々思っている、とある言葉に関するお話です。その言葉とはズバリ「頑張ってね」です。

お仕事頑張ってね、試験頑張ってね、試合頑張ってね…。

使う機会がなにかと多いこの言葉、実はずっと引っかかってきました。というのもすでに十分頑張っている人に対して「頑張ってね」と声をかけてしまっていいのだろうか?という疑問があるからです。

頑張りすぎてしまう日本人

日本人は真面目で勤勉だとよく言われます。もちろん人の個性は千差万別なため、日本人の中にもこれに当てはまらない人はいるでしょう。

ただ社会人の労働環境を振り返ってみても、「お世話になっております」で始まるメールや常態化している長時間労働など、その真面目さを窺える特徴がたくさん見つかります。

これだけ生真面目で気を張っている人に対して「頑張ってね」と声をかけるのは、やはりプラスには働かなさそうです。

(※とは言いつつここまで一般に浸透している言葉なので、「頑張ってね」と言ってはいけないとは全く思ってないです。)

最強の英語 “Good luck”

このような相手を励ましたい場面で私が最強だと思っている言葉が英語にあります。それは”Good luck”です。

直訳すると「幸運を祈ってるよ」ですが、日本語で「頑張って」と伝えたい場面ではだいたいこれに置き換えることができるかと思います。

相手の幸運を祈る行為は、決して相手に何かを強制しているわけではないので、余計なプレッシャーを与えずに済みます。しかも誰だって幸運を祈ってもらえたら嬉しいですよね。

“Good luck”は気軽にかけられる言葉というところもポイントが高いと思います。

パッと声をかけて、受け取った側も”Thank you!”とパッと返すという、このくらいの軽いラリーがお互い気楽ですよね(英語圏で生活した経験に乏しいのでほぼ妄想ですが…)。

一方これをそのまま日本語にして「幸運を祈ってるよ」と伝えたらどうでしょうか。なぜか途端に重い言葉に様変わりしますね。

使う場面のイメージとしては「突然部長に、明日一人で富士山に登って営業してこいと言われたんだけど…。」「それは大変!幸運を祈ってるね…。」といった感じでしょうか。

やはりただ英語を訳して使うのでは厳しそうです。

「頑張ってね」に代わる日本語

ということで「頑張ってね」の代わりになる日本語を頑張って考えてみました。

なぜでしょう、日本語だとどの言葉も重く感じるような…。個人的に一番いいかなと思ったのは「応援してるね」です。応援されて嬉しくない人はいないですからね。

けれど”Good luck”ほどしっくりくるかというとやはりそこまでではないというのが本音です。

「グッドラック!」を日本に広めよう

仕方がないので、開き直って「グッドラック」でいこうと思います。

よく考えると、別に日本でも「グッドラック」で意味は通じますよね。親しい仲であればこの一言で十分気持ちが伝わるのではないでしょうか。

とはいえ少々くだけすぎ感も否めないので、より適切な言葉がないか、引き続き考えていきたいと思います。

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